住まいの中にゴキブリが出没すると、ほとんどの人は強い不快感を感じます。ゴキブリが部屋の様々なところを歩き回って、有害な微生物をまき散らしているのではないか？という疑問が起こることでしょう。実際、不衛生な場所で暮らしているため有害な微生物を体内にっ付着させている可能性が高い昆虫です。しかし、伝染病などの細菌やウィルスなど強い病原体は通常保有していません。

ゴキブリの害は、実害が少なく精神的な要素が大きいと言えますが、自分の家で、くつろげなくなったりすれば、それは大きな害と言えるでしょう。ゴキブリがよく見られる家屋では、台所が汚いからなどという理由よりも、ほかに問題があるケースが少なくありません。床下の排水管などに問題があったり、結露で湿った場所ができてゴキブリ類が好む環境になっている場合があります。ゴキブリ対策は、駆除剤を散布するだけでなく、家屋環境を総合的にチェックすることが必要です。